サクラ大戦SS
短編小説
「ザクロ大戦2〜チミ、死んでタモレ〜」
第六夜
「俺は!神だ!!」
開口一番、大紙は叫んだ。もう恐いものはないらしい。
斜向かいから花組隊員達の冷ややかな視線を感じつつそれでもなお、彼は叫び続けた・・・・・。そう、叫ぶ理由が彼にはあるのだ。
なぜなら今日は給料日。月に一度のエンペラータイム。ブタもおだてりゃ木に登るわ、泥棒(おじさま)も空だって飛べるご時勢・・・いまの彼にはざくろすらクレオパトラか楊貴姫か、はてはオードリーか牧瀬里穂かといった具合に見えるらしい。
(注:後半作者の趣味がうかがえるが、そこは気にしないx2
謎の女(アマ)「ふふふ・・・ごきげんね」
大紙「ヌゥ?我に何用かね?」
王様気取りで軽やかにステップを決めつつ、声のする方向へ振り向いてみると、そこには副司令として最近帝劇に赴任してきたばかりの故・藤枝あやしめの妹・藤枝くまでがそこにいた・・・。
くまで「神なんて大きくでたわね、大紙君。」
大紙「もう少し・・・よい呼び方があるんですけど・・なにせ人間の言葉では表現できない言語ですからね」
くまで「そういう歴史の裏側まで見てきたような物言いをしてるとあとで痛い目を見るわよ・・・?」
大紙「いままで嫌というほど見てきたんだ。これくらい大目にみてもよかろうが。というわけで俺は界王神だ」
ランクが上がってんだか下がってんだかわからない表現をする大紙であった。
程なくして給料をもらった大紙は、意気揚々と娘共への次の復讐グッズを買い漁りに街へ出掛けようとした矢先、何者かに頚動脈をかっ切られロビー一面を真っ赤に染めあげたのだが、元々ロビーは赤い絨毯で敷き詰められているのでそんなに変わりばえはしないということで放置された。勿論、大紙の遺骸も。
後になっての証言だが、その日ざくろが中庭にて剣の素振りをしているのが見かけられており、その際刀になにか「赤いもの」がついていたという事に関しては本人曰く、「ボルシチです♪」という一言で我々の見解は一致したといっても過言ではないだろう。そのため、これ以上の詮索は無用ということで今回の第78回大紙一郎斬殺事件捜査の報告をこれにて終了する。
報告責任者:運のツキ組隊長・カロ山 雄一
特別企画!「甲羅ン・レレレの浪速節だよ突っ込みは!」
甲羅ン「いやぁ〜最近暑ぅなりましたな〜かと思いきや、その次の日にはまた肌寒ぅなる。な〜んやも〜ようわからん天気が続きますわ。けど暑い寒いいうたかて、お天道さまにもお天道さまの事情があっさかいウチらにはどうすることもできへんのやね〜これが。ただまぁここで四の五の言うたところで逆に暑い日がぎょうさん続かれてもきついっちゃあきついしな〜。あ、そうそう暑いいうたらほれなんや、この前うっかりギラギラ晴れとるにもかかわらず外出よか〜って時に前の日雨降っとったんで、そのくせで傘持ってでかけてもうたんよね〜。ほんで道歩いとる人らに、お嬢ちゃん今日は午後から雨でも降るんですか?な〜んてことを聞かれてもうてウチ思わずこう言うてもうたんよ。」
レレレ「あ、つい」
甲羅ン・レレレ「しっつれいしました〜♪」(デデン)
第六夜 〜了〜
追記:結局大紙の給料は止血のためのガムテープ代に消えた。
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